iPhoneのセーフモードについて解説します。
iPhoneに不具合が起きた時に役立つのがセーフモードです。不具合を解決する機能ではないですが、問題点を見つけ出せる可能性があります。
修理するという決断をする前に、一度試して欲しい機能です。自分で解決できるようなことであれば、お金もかかりません。
ここでは、セーフモードについて詳しく説明するのはもちろん、起動方法と解除方法についても解説しています。
セーフモードとは
セーフモードとは、デバイスを基本機能のみで起動させる機能です。セーフモードを起動している間は、工場出荷時（初期化）と同じ状態です。
ユーザーがインストールしたアプリ（アプリケーション）は無効状態で、全て終了している状態になります。
このセーフモードは、デバイスに問題が発生した場合の診断として利用されます。
セーフモードで診断できる問題
リンゴループの状態や起動ができない、動作がもたついている場合の原因を突き止めることができるかもしれません。
セーフモードは、iOS（オペレーティングシステム）に何らかの不具合が生じた場合に診断する機能です。セーフモードが問題なく起動することができるのは、基本機能と関係ないことが原因で不具合が起きていると判断できるからです。
このような場合は、直近でインストールしたアプリ（アプリケーション）が原因と考えられるので、削除していくと改善する可能性があります。
iPhoneでセーフモードを起動する方法
- 電源をオフ
- 電源ボタンと音量を上げるボタンを同時に押す（リンゴマークが表示されるまで）
- リンゴマークが表示されたら電源ボタンから指を離す（ホーム画面かパスコード画面が表示されるまで音量を上げるボタンは押し続ける）
- ホーム画面かパスコード画面が表示されたら指を離す
- セーフモード画面に切り替われば完了
セーフモードの解除方法
再起動と強制再起動
電源を落として起動（再起動）するとセーフモードは解除され、通常モードで起動されます。再起動がうまく機能しない場合は、強制再起動を行ってください。
セーフモードが解除できない
再起動と強制再起動でセーフモードが解除できない場合の対処について解説します。
リカバリーモードかDFUモードで強制初期化
セーフモードが解除できないのであれば、強制初期化する必要があります。その場合、リカバリーモードかDFUモードを利用してみましょう。
リカバリーモード
iPhoneを強制的に初期化（工場出荷時）できる方法の１つがリカバリーモードです。内部データの破損など、初期化でしか解決することができない場合に利用してください。
リカバリーモードにより、iOS修復・更新、初期化することで問題を解決することができます。
DFUモード
iPhoneを強制的に初期化（工場出荷時）できる方法の１つがDFUモードです。最も基本的なファームウェアまで破損している場合は、DFUモードを利用してください。
リカバリモードより強力で、ファームウェアを再インストールすることで、iOS修復・更新、初期化して問題を解決します。
まとめ
iPhoneのセーフモードについて解説しました。セーフモードは診断機能です。この機能自体が不具合を解決できるわけではありません。しかし、不具合の原因をある程度でも特定できることには意味があります。
