スマートフォンを使用していると気になるのが電池の消耗です。なるべく充電をしないで使うことができると、バッテリーの劣化スピードを緩やかにすることができます。
つまり、バッテリーの寿命を延ばすこともできるのです。バッテリーを長持ちさせることができれば、バッテリー交換をするタイミングを遅らせることができるので、節約にもなります。
実は、面倒ではありますが、細かな設定を見直すだけでバッテリーを長持ちさせることができるのです。
ここでは、Google Pixel のバッテリーを長持ちさせるための設定方法について、詳しく解説しています。
バッテリー消費を抑える設定
バッテリーの消費を抑える設定について解説します。バッテリーの消費を抑える設定については、いくつもあります。
画面表示の設定変更
画面の表示設定を変更することで、バッテリーを長持ちさせることができます。次で、具体的にどのような設定をすれば良いのか説明します。
画面の明るさを下げる
2本の指で画面上部から下にスワイプ > 画面上部のスライダーを左へ移動
ダークモードをオン
設定アプリを開く > 「ディスプレイ」 > 「ダークテーマ」をタップ > ダークテーマをオン
未使用時の設定オフ
設定アプリを開く > 「ディスプレイ」 > 「詳細設定」 > 「ロック画面」 をタップ
・Pixel 4:「ロック画面で非アクティブ」 > 「OFF」をタップ
・その他の Pixel:「時間と情報を常に表示」 をオフ
画面消灯を設定
設定アプリを開く > 「ディスプレイ」 > 「詳細設定」 > 「画面消灯」をタップ > 秒数などの時間を選択
※Pixel 4 では、画面タイマーを短く設定したり、画面を見ている間のみ画面をオンにする設定にしたりすることができます。
設定アプリを開く > 「ディスプレイ」 > 「詳細設定」 > 「スクリーン アテンション」をタップ > 「スクリーン アテンション」をオン
スムーズ ディスプレイをオフ(Pixel 4 以降)
設定アプリを開く > 「ディスプレイ」 > 「詳細設定」 > 「スムーズ ディスプレイ」をタップ > 「スムーズ ディスプレイ」をオフ
画面の明るさ自動調節
設定アプリを開く >「ディスプレイ」 > 「明るさの自動調節」をタップ > 「明るさの自動調節」をオン
キー操作音とバイブレーションをオフ
設定アプリを開く >「音」 > 「詳細設定」をタップ > 音またはバイブレーションをオフ
接続の自動調整をオン(Pixel 4a(5G)以降)
設定アプリを開く > 「ネットワークとインターネット」 > 「詳細設定」 > 「接続の自動調整」をタップ > 「接続の自動調整」をオフ
バックグランドのバッテリー消費を抑える設定
バックグランドで動いている機能の設定を変更することで、バッテリー消費を抑えることができます。
Motion Sense をオフ(Pixel 4 のみ)
周囲の動作を認識する Google Pixel 4 の機能をオフ
曲の識別を停止する
「この曲なに?」の機能をオフ
バッテリー消費量が多いアプリの制限
バッテリーを多く消費するアプリを制限することで、バッテリーを長持ちさせることができます。
バックグラウンドのバッテリー消費量が多いアプリの制限
設定アプリを開く > 「バッテリー」をタップ > アプリの制限についてのアドバイスが記載されたカードが表示された場合は、カード > 「制限」をタップ
全体的にバッテリー消費量が多いアプリの制限
設定アプリを開く > 「バッテリー」 > 「バッテリー使用量」をタップ > 「過去 24 時間のアプリのバッテリー使用量」をタップして、アプリによる使用状況を確認 > 一覧表示されたアプリのバッテリー使用状況を表示または変更するには、そのアプリをタップ
・アプリによっては、「バックグラウンドでの使用の制限」をオン
・すべてのアプリで、「バッテリーの最適化」を常にオン
自動調整バッテリーをオンのままにする
設定アプリを開く > 「バッテリー」 > 「自動調整バッテリー」をタップ > 「自動調整バッテリー」をオン
消費電力の多い機能をオフにする
・テザリングやアクセス ポイントは、使用しないときはオフ ・保存済みネットワークの近くで Wi-Fi が自動的にオンにならないように設定
不要なアカウントを削除する
不要なアカウントとユーザー プロフィールを削除する
バッテリーに優しい充電方法
純正品アダプターで充電する
純正品の充電ケーブルやアダプターを使用してください。非正規品では、充電に時間がかかったり、充電されなかったり、もしくは充電スピードは早いがバッテリーに負担をかけてしまう可能性があります。
デバイスが熱くならない環境
Google Pixel 本体が熱くなりすぎるような環境は避けてください。バッテリーは、熱に弱いので劣化してしまいます。充電が完了したらなるべく、充電ケーブルから外すなどしてください。充電しているだけでも熱が発生します。
アダプティブ充電の使用(Google Pixel 4 以降)
設定アプリく 「バッテリー」 > 「アダプティブの設定」をタップ > 「アダプティブ充電」をオフ
※アダプティブ充電がオンの場合、常にディスプレイに「アダプティブ充電」と表示され、フル充電になるまでの時間も表示されます。
バッテリーが長持ちする設定やバッテリーに負担を与えないように普段からしておくと、充電をするタイミングがない場合などに助かりますし、長期的に見てもバッテリーの劣化を抑えて、寿命を延ばすことにもつながります。邪魔にならない設定であれば、設定しておくことをおすすめします。
それでも、お持ちの Google Pixel のバッテリーの持ちが悪くなってきている場合は、バッテリーの劣化が疑われます。その場合は、機種変更かバッテリー交換の必要があります。
バッテリー交換をする場合は、正規店(正規サービスプロバイダ)に持っていくことをおすすめします。
正規店は、純正のバッテリーを使用しているので、交換したあとの不具合も起こりづらいです。
店頭でバッテリー交換ができる正規店
日本では、Google Pixel のバッテリー交換を店頭かつ純正品で交換できるのは「iCracked Store」だけです。
その他に、正規サービスを受ける場合は、メーカーにて郵送修理を選択するしかありません。
現在、「iCracked Store」は北海道から沖縄まで、全国に展開しています。安心という観点では、正規サービスプロバイダをおすすめします。