Google Pixel が発熱する原因と対処方法について解説します。
最近は、スマホ熱中症と呼ばれることもあります。端末が熱くなりすぎて使用できなくなることがあるので危険です。
発熱の原因と対処方法を理解していると、発熱しないように使用することができたり、熱くなってもあせらず対処することができるようになるので、大切なスマホを守ることができるようになります。
ここでは、 Google Pixel が異常に熱くなってしまう原因と対処方法を詳しく解説しています。
Google Pixel 9つの発熱原因
普通に使用しているだけでも温度は上がりますが、ほとんどの場合は心配ありません。次のような場合に Google Pixel の温度が上がることがあります。
- 動画、ゲームなどのメディアの再生
- ビデオ通話
- 高解像度の動画撮影
- Wi-Fi に接続
- Google Pixel をテザリングやWi-Fiのアクセスポイントに使用
- モバイルデータまたは Wi-Fi 接続で大量のデータをダウンロードまたはアップロードする。
- スマートフォンの充電中に上記の操作を行う。
- ナビゲーション アプリを長時間使用
- メディアを再生
上記のような場合に、温度が上昇してしまうことがあります。万が一、高温になり過ぎた場合はただちに使用を中止してください。
Google Pixel の保護機能
Google Pixel には、保護機能(セーフティ機能)が備わっています。高温になり過ぎるような場合に機能が働きます。
また、 このセーフティ機能が作動すると一部機能が制限されることがあります。デバイスが発熱してしまうような負荷を抑えるためです。次のような制限がかかる可能性があります。
- 動作がカクカク遅い
- 充電時間が長い(充電が遅い)
- カメラのフラッシュがオフ
- カメラがオフ
- モバイルデータまたは Wi-Fi(5G を含む)が時折りまたは完全にオフ
異常に発熱することで、上記のような、制限が設けられることがありますが、通常は温度が下がることで制限が解除され、使用できるようになります。
万が一、温度が下がらず Google Pixel が高温になり過ぎると、警告が表示され、電源が落ちる場合があります。電源が切れるのは、デバイス保護のためです。
これがうまく機能しない場合に「熱暴走」を引き起こしてしまい、さらなる不具合を起こす場合があります。
熱暴走が原因により引き起こされる4つの不具合
熱暴走が起こると、さらなる不具合が起きてしまいます。熱暴走を原因とする代表的な不具合については、次をご確認ください。
デバイスがフリーズ
熱暴走を原因としてあらわれる症状でデバイスのフリーズがあります。フリーズ状態は、操作ができなくなってしまうので、起動中に保存できていなかったデータが消えてしまうことがあります。
再起動を繰り返す
熱暴走を原因としてあらわれる症状で再起動の繰り返しがあります。何度も再起動を繰り返してホーム画面まで進まず、操作もできません。
バッテリー劣化
熱暴走を原因としてバッテリーの劣化があります。Google Pixel 含むスマートフォンに採用されている「リチウムイオンバッテリー」は熱に弱いためです。高温状態が続くことで劣化してしまいます。バッテリーの膨張もありえます。
発火や爆発
熱暴走を原因として発火や爆発の危険性があります。特に、膨張しているバッテリーが危険で、衝撃が加わると爆発してしまうことがあります。
Google Pixel が熱くなりすぎないようにするには
Google Pixel が熱くなるような状況を作らないことが大切です。負荷をかけないためにできることは、次をご確認ください。- アプリ(アプリケーション)を複数同時に起動しない
- 高温の車内や直射日光の当たる屋外など、極端に高温の場所に Google Pixel を置かない
- 密閉された容器や換気の悪いところに Google Pixel を置かない
- 充電したまま使用をしない
異常に発熱している場合の3つの対処方法
- スマートフォンケースを外す(ケース装着の場合)
- 充電を中止する(充電している場合)
- 温度が低く一定に保たれた場所(冷暗所)で休ませる
Google Pixel が異常に熱くなってしまう原因と対処方法を解説しました。
普通に使用をしていても、熱くなることがあるので、多少の温度上昇であれば気にすることはありません。
問題は、かなり熱くなってしまった場合と、温度が下がらない場合です。まず、ご自身で対処して、それでも解決できない場合は、直ちに修理に持っていきましょう。