iPhoneは、生活に欠かせないパートナー。いきなり電源がつかなくなってしまうと、使えなくなり困ります。
電源ボタンを何度押しても電源がつかないと故障を疑い焦ってしまいますが、たまたま不具合が生じただけのパターンも少なくありません。
ですので、こちらでは、iPhoneの電源がつかない場合の症状別に、ご自身ですぐに試せる5つの対処方法を紹介します。
iPhoneの電源がつかない時の対処方法
iPhoneの電源がつかない場合も症状によっては、自分で簡単に解決できることがあります。無駄な費用をかけないためにも修理を検討する前に一度、以下のことを試してみることをおすすめします。
iPhoneの画面が真っ黒なまま電源がつかない
iPhoneの画面が真っ黒なまま電源がつかない症状、「ブラックアウト」状態の場合は、以下のいずれかの原因が考えられます。
- iPhoneの液晶に不具合があり画面が表示されていない
- iPhone内部のシステムエラーで電源オンの処理ができていない
画面を落としてしまい画面が表示されない場合は、自分で対処することは難しく修理を依頼する方が良いでしょう。
また、システムエラーでブラックアウトしている場合、iPhoneを再起動することで電源が入る可能性があります。
再起動の方法は機種により違いがあります。
iPhone8以降
音量を上げるボタンを押しすぐ放す→音量を下げるボタンを押しすぐ放す→サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しする
iPhone7、7Plus
サイドボタンと音量を下げるボタンを同時押す(Appleロゴが表示されるまで)
iPhone6s以前
ホームボタンとサイドボタン、またはトップボタンを同時に押す(Appleロゴが表示されるまで)
iPhone本体が熱くなっており電源がつかない
iPhoneの本体が熱くなっていることが原因で電源がつかない場合は、iPhoneの本体温度が下がるまで待てば電源が入ります。
端末が高温になると、内部回路保護のために機能が制限されます。その場合に電源操作などを受け付けないことがあります。
真夏の車中や冬場のストーブやこたつなどが原因でしたら、端末温度が下がるまで待ちましょう。
ただし、iPhoneの熱を下げるために、冷凍庫に入れる・クーラーの風を直接当てるなど、強制的に冷やすのは故障につながるためNGです。
iPhoneが充電ていないため電源がつかない
バッテリーの充電がなくなっている可能性があります。
充電器・充電ケーブルを繋いでいても、機器やiPhoneの充電コネクタの故障が原因で、充電ができていないかもしれません。
予備の充電機・充電ケーブルなどに繋ぎなおして、iPhoneの画面に充電中のステータス画面が表示されるか確認してみましょう。それでも充電ができない場合は、iPhoneのコネクタなどが故障しているかもしれません。
水没・物理的に破損させてしまった
水没させてしまった、落下させてしまったなどの物理的な破損の場合、自分で解決することは難しいです。
しかし、iPhone7以降のiPhoneには防水性能が付加されているため、多少の水没程度なら問題がないこともあります。
電源はつくけど起動中に動かなくなる場合
使用中にiPhoneがフリーズしたり電源が落ちたりする場合、システムに過大な負荷がかかっているかもしれません。
特定のアプリを使用中にフリーズや電源が落ちるなどの症状が出る場合、対象のアプリを一旦削除することで解決することがあります。
また、iPhoneストレージに余裕がない場合も、システムやCPUに負担がかかるので、必要ないデータは削除して容量を確保しておくようにしましょう。
iPhoneを初期化する【最終手段】
上記で紹介した不具合に当てはまらない時は、iPhoneの初期化も手段のひとつです。
ただし、電源がつかないiPhoneを初期化したい場合、パソコンとiTunesが必要です。
まず、iTunesがインストールされたパソコンにiPhoneをUSBケーブルで接続します。
次に、強制再起動と同様に、機種ごとに以下の操作を行います。
iPhone8以降
音量を上げるボタンを押して放す→音量を下げるボタンを押して放す→サイドボタンを押す(Appleロゴが表示されるまで)
iPhone7、7Plus
サイドボタンと音量を下げるボタンを同時に押す(Appleロゴが表示されるまで)
iPhone6s以前
ホームボタンとサイドボタン、またはトップボタンを同時に押す(Appleロゴが表示されるまで)
iTunesの画面に、「復元」「アップデート」の文言が表示されたら、復元を選択してください。
初期化するということはデータがすべて削除されるということです。日頃からバックアップを取っておきましょう。
電源がつかない問題が解決できない場合は買い替えか修理
iPhoneの電源がつかない問題が解決できない場合は、買い替えか、修理の必要があります。基板が壊れてしまった場合などは、ほとんどの場合修理ができません。保証に加入していたら、本体交換ができるかもしれませんが、未加入でしたら、新たに購入する必要があります。