AQUOSシリーズは人気のスマホ機種ですので、長年愛用されている方も多くいらっしゃいます。古くなるにつれて、不具合が起こることが増えてきますが、その一つに、AQUOSのタッチパネルが反応しなくなることがあります。
その場合は、どのように対処するのが良いのでしょうか?自分で対処できるのか。修理をしないといけないのかなど、迷ってしまいます。
そこで、ここでは、AQUOSのスマホのタッチパネルが反応しなくなった原因や対処方法について解説していきます。ぜひ、参考にしてください。
スマホのタッチパネルが反応する仕組み
スマホは「静電容量方式」を採用しています。名称の通りで、静電気を利用したタッチパネルです。
タッチパネルの中に縦と横に多数の電極の行列があります。その表面はわずかな静電気で覆われているので、タッチパネルに触ることで、指が静電気を吸い取ります。
指が静電気を吸い取った個所をセンサーが読み取って、タッチやスライドされた場所を特定して操作を実行する仕組みです。
もしも、タッチパネルが反応しなくなっているのであれば、何かしらの原因が操作を妨げているかもしれません。
AQUOSのタッチパネルが反応しない9つの原因
スマホのタッチパネルが反応しなくなる原因は、さまざまあります。どのような内容なのか、以下で、解説します。
- 指が乾燥している
- AQUOSの画面が汚れている
- AQUOS本体に負荷がかかっている
- 画面保護フィルムが邪魔をしている
- 手袋をしたまま操作している
- ペンや鉛筆などの先がとがっているもので操作
- タッチパネルの上に何か載せたままで操作
- 水滴など水分が付着している状態で操作
- パネルの故障
指が乾燥している
指の乾燥が原因でスマホのタッチパネルが反応しないのかもしれません。乾燥した指では、静電気を吸い取りづらくなるためタッチパネルの反応が鈍くなってしまいます。
AQUOSの画面が汚れている
スマホの画面が汚れているので反応が鈍くなったり、操作できなくなっているかもしれません。顔の皮脂や化粧が付いたり手の汚れが付着したりなどが原因と考えられます。
AQUOS本体に負荷がかかっている
データ容量や複数のブラウザ、アプリを開いていると負荷がかかり、タッチパネルが反応しないことがあります。
画面保護フィルムが邪魔をしている
ガラスフィルムやPET素材の保護フィルムを貼っていると反応が鈍くなることがあります。本来、保護フィルムはタッチパネルの操作に反応するように作られていますが、商品によっては感度が悪くなることがあります。
また、保護フィルムが剥がれ、隙間からゴミや汚れが、ホコリが溜まると反応が鈍くなったり、反応しなくなったりします。
手袋をしたまま操作している
通常、手袋をしたままでは、スマホのタッチパネルの操作ができません。タッチパネルの仕組みで解説している通りで、スマホのタッチパネルは静電気で操作しています。
手袋をしたままでは、静電気を吸収することができないので、当然、タッチパネルは反応せず操作することができません。
ペンや鉛筆などの先がとがっているもので操作
タブレットに使用できるようなペンでない、ボールペンや鉛筆など、先のとがっているものでは、タッチパネルは反応しません。
手袋と同様で静電気を吸収する仕組みになっていないので、タッチパネルが反応することはありません。むしろ、画面に傷が付き故障の原因にもなるのでやめましょう。
タッチパネルの上に何か載せたままで操作
スマホのタッチパネルに何かしらが載っていると操作できなくなることがあります。特に、手のひらの一部などが載ってしまうと、そこに先に反応してしまっているので操作できないようになることがあります。
水滴など水分が付着している状態で操作
水滴など水分が付着している部分が反応しなくなることがあります。静電気を吸収することができないので操作できなくなってしまいます。
パネルの故障
スマホの画面が故障している場合は、タッチパネルは反応しません。経年劣化が原因なのか、落としてしまって衝撃で故障したのかなど、理由もさまざまです。
AQUOSのタッチパネルが反応しない時の5つの対処方法
AQUOSのタッチパネルが反応しない原因を理由に操作できなくなっている場合は、以下の対処方法で解決できるかもしれません。
画面をきれいにする
タッチパネルが汚れていて、反応しなくなっている場合は、きれいにしましょう。画面保護などしていないのであれば、メガネ拭きのようなやわらかいクロスで拭き上げましょう。
保護フィルムを貼りかえる
ガラスフィルムやPET素材のフィルムを貼ってからタッチパネルの反応が悪くなった場合やホコリやゴミが入り込んで反応しない場合は、相性のいいものや新しいものに貼り換えましょう。
手袋モードの設定を確認する
AQUOSのスマホには、「手袋モード」が搭載されている機種があります。手袋モードとは、手袋を付けていてもタッチパネルを操作できる画期的な機能です。
しかし、手袋モードを有効にすると、少しの接触でタッチパネルが反応してしまうことが増えてしまいます。これが誤作動の原因になることがあります。何かに触れていると認識しているので、操作に反応しなくなっている可能性もあります。
その場合は、設定を切った状態でタッチパネルが反応するか確認してみましょう。手袋モードが原因でタッチパネルが反応しない場合は、機能をオフにすることで不具合が改善されることがあります。
キャッシュの削除する
キャッシュの削除をしてください。キャッシュが溜まり過ぎることで、スマホに負担がかかり、タッチパネルの反応にも悪影響を与えることがあります。
キャッシュは、一度開いたことのあるサイトの読み込みを早くできるように、データを一時的に保存しておくことのできる便利な機能です。
しかし、キャッシュが原因でタッチパネルの反応が悪くなっている場合はキャッシュを削除しましょう。キャッシュを削除する方法は、以下の通りです。
Safari
- 「設定」を選択
- 「Safari」を選択
- 「履歴とWebサイトデータを消去」を選択
Chrome
- 「設定」を選択
- 「プライバシー」の選択
- 「閲覧履歴データの削除」を選択
アプリやブラウザの削除
バックグラウンドで開いているアプリやブラウザを削除しましょう。また、アプリを大量にインストールしていると、スマホに負荷がかかる原因になることがあるで普段あまり使用していないアプリを削除するのも効果的です。
スマホにかかっていた負荷が軽くなることでタッチパネルの反応が良くなることがあります。
上記、5つの対処方法で解決できない場合は、ディスプレイのどこかに原因があるかもしれん。その場合は、修理する必要があります。
AQUOSスマホの画面修理をする
故障が疑われる場合は、メーカー、キャリアショップに相談して修理しましょう。修理すれば、タッチパネルの反応も戻り、いつも通りに使用できるようになります。
しかし、純正部品を使用しているので、安心できる一方で、修理をする場合は、1週間から10日程の期間がかかります。また、修理にあたりデータの削除を行うこと、保証加入していないと修理料金が高くなります。
修理を急ぐ場合や、バックアップが取れない、修理料金を安くしたい方は、選択肢として非正規修理店という選択肢もあります。
即日修理や安い料金で修理することができます。しかし、一方で店舗により部品の品質に差があること、メーカーやキャリアの保証に加入しているのに利用した場合、保証から外れてしまう可能性があります。
正規修理と非正規修理に、それぞれメリット、デメリットがあるので、理解したうえで納得できる選択をしてください。
メーカー・キャリアショップを選択
キャリアショップで購入しているAQUOSスマホは、キャリアショップに修理依頼するか、メーカーのお問い合わせ先から連絡します。
キャリアショップの場合は、ご自宅や仕事場などの近くで検索されるといいかもしれません。
メーカー直接で検討されているのであれば「https://k-tai.sharp.co.jp/support/other/repair.html」から確認できます。
非正規修理店を選択
非正規修理店を選択する場合は、修理店ブランド、運営元などさまざまなので、ホームページなどを確認して自身の求める修理店をお探しください。
また、ソフトバンク購入のAQUOSであれば、即日修理が可能な場合があります。「シャープ スマートフォン修理パートナー」である iCracked が運営する iCracked Store で純正部品で即日修理することが可能です。
対応機種や修理料金などは「https://k-tai.sharp.co.jp/support/other/repair.html」をご確認ください。
まとめ
AQUOSのスマホのタッチパネルが反応しなくなった原因や対処方法について解説しました。意外に、単純なことが原因でタッチパネルが反応しなくなることが分かったのではないでしょうか?
まずは、原因を確かめて対処方法を試していただき、それでもどうにもならない場合は、修理するというように、段階を踏むことで余計な出費を抑えたりすることにもなるので、ぜひ参考にしてください。