iOS 15.4からFace IDがついにマスク着用のまま使用できる

2022/03/11

iPhone

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Appleは、マスクを着用した状態でも使える「Face ID」に対応予定です。来週(3月14日週)に提供開始する、最新のiOS「iOS 15.4」リリースによって可能になります。

マスク付きFace IDの設定

リリース予定の「iOS 15.4」にアップデートします。再起動すると「Face ID with a Mask(マスク付きFace ID)」のセットアップが始まります。

登録作業は、これまでのFace ID設定と同じで、マスクを着用したまま顔面をスキャンして読み込ませます。

なお、マスク着用の登録はスキップすることができます。後から有効にすることもできます。

設定方法

「設定」>「Face IDとパスコード」>「パスコードの入力」>「マスクでFace ID使用」>「ON」

マスク付きFace IDの仕組み

目の周りをスキャンして本人確認をする仕組みです。Appleの説明では、顔全体で識別するのではなく、目の周りの「ユニーク(その人固有の)な特徴」を認識するそうです。

登録することで、「マスク未着用」、「マスク着用」に関わらず、同じように動作します。デバイスの画面を下から上にスワイプするだけで、画面ロックを解除することができます。

注意点は、「マスク着用」の場合、目元をしっかり確認させる必要があることです。ロック解除時は「カメラを見る」こと、「顔の角度」が重要です。

メガネの姿を追加

眼鏡(メガネ)を掛けている場合は、メガネ姿をスキャンして登録する必要(複数のメガネを掛けている場合は個別に登録の必要あり)があります。

マスク付きFace IDは、前述の通りで目元をスキャンさせるため、メガネを掛けている場合はそれぞれ登録する必要があります。登録は、Face IDスキャンと同じです。

設定方法

「設定」>「Face IDとパスコード」>「パスコードの入力」>「Add Glasses(メガネを追加)」

マスク付きFace IDは「iPhone 12」「iPhone 13」シリーズのみ

iOSをアップデートしても、マスク付きFace IDが利用できるのは、「iPhone 12」「iPhone 13」シリーズのみです。

それ以前の機種「iPhone 11」「iPhone X」などは、対象外です。理由は、「iPhone 12」「iPhone 13」シリーズが「新型のTrueDepthシステム」だからです。

マスク着用のままフェイスIDでロックを解除する方法

iPhone 12 iPhone 13 シリーズ以外のiPhoneユーザーがマスクを着用したままフェイスIDでロックを解除する方法を解説します。

マスクを着用した顔をiPhoneに登録

マスクを着用したままで顔を登録してください。マスク着用のままFace ID(顔認証)を利用してロック解除ができるようになります。登録には、マスクを着用している顔としていない顔を認識させる必要があり、こちらの方法はApple公式ではありません。

マスクを半分している顔を登録

「設定」→「Face IDとパスコード」→「パスコード入力」→「Face IDをリセット」を選択(新規にFace IDを設定するタイミングでマスクが必要)

マスクを半分に折り、顔の半分をマスクで隠します。マスクが外れないように押さえておきます(鼻が見えるように)。登録をしたら「もう一つの容姿をセットアップ」を選択。

反対の顔にマスクをして、同じように顔半分を認識させることで、左右でマスクありとなしの状態で認識できるようになります。

登録が完了したら、ロック画面に戻ってください。Face IDでロック解除できるか試す必要があります。解除する時は鼻を出して認識されやすくしてください。

Apple Watchでロック解除

Apple Watchから、iPhone(フェイスID)のロックを解除することができます。

利用できるのは、Apple Watch Series3以降のApple watchを持っている方だけです。また、watchOS 7.4以降であること、iPhoneもiOS14.5以降であることも重要です。

また、Apple WatchがiPhoneと接続されており、iPhoneがApple IDアカウントにサインインしている必要があります。

iPhoneのロックを解除するには、Apple Watchにパスコードが設定してあり、ロック解除された状態で手首に装着している状態であること、iPhoneの近くにあることが必要です。

フェイスID以外でロックを解除する方法

「マスク着用ありの状態でID登録ができない」、「Apple Watchを持っていない」場合は、下記の方法で画面ロック解除をしましょう。

パスコード入力によるロック解除

パスコード入力で画面ロックを解除してください。FaceIDを使わずロック解除することができます。下から上にスワイプするとFace IDというワードが表示され、顔を認識できるとそのままロックを解除できます。できない場合は、パスコードを入力するだけで解除できます。

まとめ

Face IDがついにマスク着用のまま使用できるようになります。マスクを外したり、パスコードを入力したりする煩わしさがなくなります。

また、「Apple Watch」との連動では、画面ロック解除のみでした。今回は、Apple payの購入認証、サードパーティアプリのパスコードにも使用できるようになりました。

しかし、この機能はiPhone 12」「iPhone 13」シリーズのみです。デバイスによるという条件はあるが、Face IDがマスク着用のまま使用できるのは便利です。

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